今回紹介する日本酒は、小林酒造の「鳳凰美田 純米大吟醸 酒未来 生もと仕込み 2022」になります。
このお酒に使用されている「酒未来(さけみらい)」は、山形県を代表する酒蔵「十四代」を手掛ける高木酒造が18年もの歳月を費やして開発した稀少品種の酒造好適米(酒米)です。
名前には「未来永劫発展すること」、「未来ある醸造家たちが切磋琢磨して輝いてほしい」を志向する意味が込められており、その名の通り、独自性と高品質を追求した米です。
この酒米は、限られた酒蔵のみが使用する特別なものであり、その希少性から「酒未来」を使った日本酒は高い人気を誇ります。
総評
稀少品種の酒米「酒未来」で仕込まれたしぼりたて新酒は、フレッシュな香りと爽やかな飲み口が印象的な一本です。味わいは甘すぎず辛すぎず、絶妙なバランスでまとまっており、飲み飽きることなく楽しめます。
優しい口当たりと程よい甘みが心地よく広がり、後味にはスッとキレのある爽快感。食事との相性も良く、和食はもちろん、洋食や軽めの前菜とも合わせやすい仕上がりです。温度によって印象が変わるのも魅力で、常温やぬる燗ではまろやかさが引き立ち、冷やすとよりシャープな味わいになり、一層美味しく感じられました。
季節限定のしぼりたてならではの瑞々しさを存分に楽しめるお酒で、日本酒好きの方はもちろん、普段あまり飲まない方にもぜひ試してほしい一本です。
ごちそうさんでした!
ラベル

筆者の勝手な数値
フルーティーさ:☆☆☆☆☆
重厚さ:★★★☆☆
旨味:★★★☆☆
酸味:★★★☆☆
香り:★★★★☆
日本酒SPEC
原材料名:米(国産)
:米麹(国産米)
原料米:山形県産 酒未来100%使用
精米歩合:50%
アルコール分:16度以上17度未満
製造者:小林酒造株式会社 本社蔵
:栃木県小山市大字卒島743-1
内容量:720ml
価 格:1980円(税込み)
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