杉玉について

日本酒

杉玉って知っていますでしょうか?

時々酒蔵や酒屋に行った時に丸い草の塊が吊るされているあれです。

杉玉というくらいですから杉で作られている玉で杉玉です。

実はこの杉玉というのは、意味がありまして「今年も新酒ができました!」という目印を表しているんです。またこの杉玉の色はその時その時の時期について色が異なります。新酒のころは緑色をしていて季節が過ぎ夏頃には緑が薄くなり、秋ごろには枯れて茶色くなります。

このように杉玉の色の変化は、日本酒の熟成具合によってあらわしているので見かけたら確認してみてはいかがでしょうか。

緑色(2月~6月ごろ)は新酒

薄い緑(初夏~夏ごろ)は夏酒

枯れた茶色(秋ごろ)はひやおろし

でも何で、杉玉なんて吊るすんだろうと思いますよね。筆者も思いました。

杉玉に関しては様々な由来があるといわれていますが、最も有力なのは奈良県にあるお酒の神様を祭る大神神社(おおみわじんじゃ)が由来と言われています。

大神神社では、毎年11月14日になると「おいしいお酒ができますように」という願いを込めて杉玉を飾ってきたそうです。その風習が江戸時代の初期頃から全国の酒蔵に広がり、今ではさまざまな場所で杉玉が見られるようになったということです。

 美味しいお酒ができるようにと祈っていたのは、昔も今も同じでこの文化や伝統が受け継がれているのではないでしょうか。こういう伝統や文化は続いていってほしいです。

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