DATE SEVEN SEASON2- episode 4 伯楽星style-大地の進化-

日本酒


今回紹介する日本酒は、「DATE SEVEN SEASON2- episode 4 伯楽星style-大地の進化-」となります。
「DATE SEVEN」は、宮城の有名蔵7蔵が共同して造られる(勝山・浦霞・墨廼江・伯楽星・山和・萩の鶴・黄金澤)による共同醸造プロジェクトで作られた日本酒になります。

今回のepisode4では二つのリーダー蔵が同じ原料米と精米歩合で仕込み作られております。
第4弾では、新澤醸造店(伯楽星)がリーダー蔵を務め、同じく浦霞(株式会社佐浦)がリーダーとして参加し、それぞれの蔵の個性を生かしたお酒を仕込まれています。

使用する酒米は山田錦、精米歩合は45%、アルコール度数は15%と条件を揃えながらも、伯楽星らしいシャープで研ぎ澄まされた味わいを追求しています。グラスに注ぐと、完熟メロンのような上品で華やかな香りが立ち上がり、口に含むと白葡萄のような優しい甘みと瑞々しい酸味が広がります。余韻はすっきりとキレが良く、全体として非常にバランスのとれた仕上がりです。

ラベルデザインには、リーダー蔵である新澤醸造店が位置する宮城県川崎町の「山」をモチーフにした等高線のデザインが施され、大地の息吹や力強さを感じさせてくれます。

「大地の進化」という名のとおり、蔵元の技術と個性が結晶した1本であり、同じ条件で造られた「浦霞 style – 伝説の海」との飲み比べもプロジェクトならではの楽しみ方のひとつです。数量限定のため入手は限られますが、日本酒好きならぜひ味わってみたい、そんな特別感のある純米大吟醸です。

総評

昨年と同様に、今年もの抜栓解禁日時である7月7日午後7時に、七夕の夜を選んで開栓しました。やはり特別な日本酒は、こうしてタイミングを合わせて味わうと気持ちも高まりますね。

味わいは夏酒らしくとても爽やかで、最初のひと口から甘酸っぱさと心地よい酸味が感じられ、非常にバランスが良い仕上がりです。米と麹の自然な香りや、ほんのりとした甘さもあり、個人的にとても好みに合う味わいでした。

グラスを傾けるたびに、スッと消えるキレの良さと共に、お米の旨味がふんわりと広がり、後味も軽やかで飲み疲れしないところが魅力的だと感じます。季節感を感じさせる涼しげな味わいと、伯楽星らしい繊細さをしっかりと楽しめる一本で、特別な夜にぴったりの日本酒でした。

ごちそうさんでした!

ラベル

筆者の勝手な数値

フルーティーさ:★☆☆☆☆☆☆
    重厚さ:★★☆☆☆☆☆
     旨味:★★★★☆☆☆
     酸味:★★★★☆☆☆
     香り:★★★★☆☆☆

日本酒SPEC

原材料名:米(国産)
    :米麹(国産米)
精米歩合:45%(山田錦100%)
アルコール分:15度
製造者:株式会社新澤醸造店+K
   :宮城県大崎市三本木字北町63番地
販売元:合名会社川敬商店
   :宮城県遠田郡美里町二郷字高玉六号7
内容量:720ml
値 段:2970円(税込み)

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