本日紹介する日本酒は、「みむろ杉 木桶菩提酛 山田錦」になります。
こちらの日本酒は、最古の清酒醸造手法で醸しております。
「菩提もと」とは、日本最古の酒母と言われている「菩提酛」。現代の一般的な仕込みとは異なる日本最古の清酒醸造手法の一つを言います。
室町時代中期に奈良県にある正暦寺で作り出した醸造手法で自然のものだけで腐敗のリスクを極限まで落とした凄い手法と言われております。
今の日本酒の傾向(時代)も大量生産の時代ということもありしっかりと伝統を受け継がれている手法で作られている日本酒は貴重なものとなっております。
総評
こちらの日本酒を吞んだ時に率直な感想はクセがなくて飲みやすいという印象でした。
13度としっかりとしたアルコール度数の割にフルーティで適度に凝縮された米の旨味と木桶由来のタンニン感を感じさせてくれます。
空けた直後の後味は心地よい酸味を感じ日本酒独特な苦みを感じることが出来るのも面白く、空気に触れ少し経つとこの酸味や苦みがまろやかになっていき更に飲みやすくなってきます。
最古の清酒醸造手法というのも、興味を惹かれる一本でした。
ごちそうさんでした。
ラベル
筆者の勝手な数値
フルーティーさ:★★☆☆☆
重厚さ:★★☆☆☆
旨味:★★★☆☆
酸味:★★★★☆
香り:★★☆☆☆
日本酒SPEC
原材料名:米(国産)
:米麹(国産米)
原料米:奈良県産山田錦100%
アルコール分:13度
製造者:今西酒造株式会社
:奈良県桜井市大字三輪510
内容量:720ml
コメント